「NISAを始めたんだ」
そう親に話したら、
「投資なんて危ない!」🙅
「そんなことするくらいなら貯金しなさい」🐷
「株なんて損するぞ」📉
……と言われた。
そんな経験はないでしょうか。 😓
こちらとしては、
「いやいや、今は全世界型のインデックスもあるし……」
と説明したくなる。
でも、何を言っても話がかみ合わない。😅
「なんでそんなに投資を嫌がるんだろう?」
そう思ってしまいますよね。 🤔
実は、親世代が投資を怖いと感じる背景には、その人たちが実際に経験してきた時代があります。
今の世代と親世代では、
「お金をどうやって増やすか」という常識そのものが違う
のです。
この記事では、
「親世代はなぜ投資を怖がるのか?」
を、時代背景から整理してみます。
親を説得するための記事ではありません。
むしろ、
「なぜ親はそう言うのか?」
を知るための記事です。
そこが分かると、家族のお金の話も少し変わってくるかもしれません。🌱
こんな方に読んでほしい
・親に投資の話をすると反対される方 🙅
・「投資は危ない」と言われてモヤモヤしている方 😶🌫️
・親世代が投資を嫌がる理由を知りたい方 🔎
・家族とお金について話すきっかけがほしい方 👨👩👧
・自分自身も投資について改めて考えたい方 🧭
まず知っておきたい「世代によるお金の常識」

親世代と今の世代。
同じ日本に住んでいても、
お金を取り巻く環境は、かなり違います。
今では、
「銀行に預けたら、お小遣い程度入ってくる」
という感覚かと思います。
一方、親世代が若かった頃には、
「銀行に預けておけば、利息がつく」
「10年間預けておけば、ほぼ2倍になっている」
という時代がありました。 🏦
ここが大きな違いです。
つまり、
親世代
↓
「お金は貯めておけば増える」
今の世代
↓
「貯めるだけでは増えにくい」
という、それぞれの時代を生きてきたわけです。
どちらが正しい、間違っているという話ではありません。
時代が違った。
まずは、ここを押さえておきましょう。 📌
親世代が経験した「金利の高い時代」

今の70代以上の方々の中には、バブル経済の時代に働き盛りを迎えた方が多くいます。
当時は現在とは比べものにならないほど、預金金利が高い時代でした。
銀行にお金を預ければ、
「利息がつく」
ということを、今よりずっと実感しやすかったのです。
郵便貯金などでも高い金利がついた時代がありました。 💴
今、
「普通預金に100万円を置いておけば、どのくらい増えるかな?」
と考えても、
「まあ……ちょっとですね」
となります。 😅
でも、昔は違いました。
「お金を銀行に預けて、利息を受け取る」
という方法が、資産形成の選択肢として十分に成立していたのです。
しかも、
土地の価格が上がり、
株価も上昇し、
給料も伸びていく。 📈
そんな時代を経験した人からすれば、
「わざわざ危ない投資をしなくてもいい」
という考えになるのも、無理はありません。
そして、バブルが崩壊した

ところが、
ずっと上がり続けるように見えた景気は終わりました。
1990年代初頭。
いわゆるバブル崩壊です。 💥
株価が大きく下落し、
土地の価格も下落。📉
それまでの「上がるのが当たり前」という感覚が、一気に崩れていきました。
それまで、
「株を持っていれば儲かる」
「土地を持っていれば値上がりする」
という感覚があった人にとっては、
かなり衝撃的な出来事です。 😨
そして、
実際に投資で損をした人がたくさんいた。
ここが重要です。
私たちが今、
「長期投資が大切ですよ」
と説明しても、
親世代の中には、
「いや、昔それで大変な目に遭った人を知っている」
という人がいます。
これは、単なる知識の問題ではありません。
実体験の記憶なのです。 🧠
「投資は危ない」という記憶が残った

一度大きな損失を経験すると、
「投資=危険」
というイメージが残りやすくなります。
たとえば、
一度、階段から落ちて大けがをしたら、
次から階段を見るだけで、
「ちょっと怖いな……」
となりますよね。 🩹
階段そのものが悪いわけではありません。
でも、
「痛かった」という記憶
が残っています。
投資も似ています。
株価が下がった。
資産が減った。
知り合いが損をした。
そうした経験が、
「投資はやめておいた方がいい」
という判断につながることがあります。
だから、
「今は昔と違うよ!」
と説明しても、
すぐには納得できない。
それは当然かもしれません。 😔
長いデフレが「貯金が安心」を強くした

バブル崩壊後、日本では長いデフレの時代が続きました。
金利も低下していき、
「銀行に預けても、ほとんど増えない」
という時代になりました。
一方で、
「投資をすれば増える」
とも言い切れません。
株価は上がったり下がったり。
土地の価格も以前のようには上がらない。
そんな状況が続けば、
「だったら、現金で持っておいた方が安心」
という考え方になるのも自然です。
特に、
元本が減らないこと
を重視する人にとっては、預金は非常に分かりやすい存在です。
増えなくても、
「100万円を預けたら100万円ある」
という安心感があります。 🔒
投資の場合は、
「100万円を入れたのに、今見たら90万円……」
ということもあります。
そりゃ怖いですよね。😅
なぜ「保険」が人気だったのか

親世代のお金の話をするとき、
忘れてはいけないのが保険です。 🛡️
バブル期からその後の時代には、
養老保険や個人年金保険など、
将来の資金準備を目的とした保険商品が広く利用されました。
当時は、現在より高い予定利率の商品もあり、
「保険に入っておけば、将来お金が増える」
という経験をした人もいます。
すると、
「資産形成=保険」
という考え方が身につくことがあります。
そして、
保険で実際にお金が増えた経験があれば、
「投資なんて必要ない」
となるのも不思議ではありません。
つまり、
投資が嫌いなのではなく、「自分が知っている方法で十分だった」
という場合もあるのです。
ここは、かなり大きなポイントです。 💡
しかも、加入した時期と、満期を迎えた時期のタイミングも良かったのです。
バブル全盛期(手元にお金がある)🎈
↓
保険を契約する ✍️
↓
バブル崩壊、そしてデフレ期(貯金しても利息がつかない)💥
↓
デフレのさなかに満期を迎える(契約時=バブル期の予定利率のまま)⏰
↓
掛けたお金よりも多く返ってきた
↓
「保険、最高!」😆
この流れを実際に体験していれば、「保険で十分だった」と思うのも無理はありません。
親世代と今の世代では「正解」が違って見える

ここまでを整理すると、
親世代には、
・預金金利が今より高かった 🏦
・土地や株価が大きく上昇した時代を経験した 📈
・バブル崩壊による大きな損失も経験した 💥
・長いデフレを経験した ❄️
・保険で資産形成をした経験がある 🛡️
という背景があります。 📜
一方、今の世代は、
・預金金利は長く低い状態が続いた 📉
・物価上昇を意識する機会が増えた 🛒
・NISAなどの制度が整ってきた 🏛️
・少額から投資を始めやすくなった 💰
・スマホやPCですぐに情報を調べられる 📱
・インデックス投資などの選択肢を知りやすくなった 🔎
という環境にいます。 📱
つまり、
同じ「お金を増やす」という目的でも、使える道具が違う。
昔は、
「貯金+保険」
が中心だった。
今は、
「貯金+投資+制度を活用する」
という考え方も選びやすくなっています。
もちろん、
「昔の方法が間違い」
ということではありません。
時代が変われば、お金との付き合い方も変わる。
ただ、それだけです。 🔄
親に「投資は危ない」と言われたら?

ここで大切なのが、
いきなり反論しないこと
です。
「いや、個別株とは違うから!」🗣️
「長期投資なら大丈夫だから!」🗣️
「昔とは時代が違うから!」🗣️
と、一気に説明したくなる気持ちは分かります。
でも、相手からすると、
「自分が経験してきたことを否定された」
ように感じることがあります。
そこで、まずは、
「そう思うのも分かるよ」
から始めてみる。
たとえば、
「昔は投資で大変な思いをした人も多かったんだよね」
「バブル崩壊も経験してるから、怖いと思うのは分かる」
と、相手の経験を認める。
そのうえで、
「今は少額からできる制度もあるみたいだから、自分でも勉強してみようと思ってる」
くらいに伝える。
このくらいの距離感でも十分です。 🤝
説得する必要はありません。
お金の話は、
「どっちが正しいか」
の勝負にしてしまうと、家族会議が一気に険悪になります。😂
投資の話なのに、
なぜか最後は昔の親子げんかに発展する。
……これは避けたいところです。 😓
親世代の「怖い」は、あなたへの心配かもしれない
親が、
「投資なんて危ない!」
と言うと、
「分かってないなあ」
と思ってしまうことがあります。
でも、その言葉の奥には、
「損をして苦労してほしくない」
という気持ちがある場合もあります。
もちろん、すべてがそうとは限りません。
ただ、
「投資なんてやめなさい!」
の裏側に、
「大切なお金を失ってほしくない」
という親心がある可能性もあります。
そう考えると、
少しだけ見え方が変わりませんか? 💛
「投資を否定された」
ではなく、
「心配してくれているのかもしれない」
と考える。
そこから話を始めてもいいのです。🌱
それでも意見が合わなくても大丈夫
家族だからといって、
お金の考え方まで同じである必要はありません。
親は貯金中心。🐷
子どもは投資も活用する。🌿
それぞれの考え方があっていいのです。 🙌
大切なのは、
相手の考えを無理に変えようとしないこと。
そして、
自分自身が、
「なぜ投資をするのか」
「どんなリスクがあるのか」
「いくらまでなら無理なく続けられるのか」
を理解しておくことです。
自分が理解していれば、
親に反対されたとしても、
「そういう考え方もあるよね」
と落ち着いて受け止められます。 😌
投資について家族で話すなら、まず「お金の話」から

いきなり、
「投資信託を買おう!」
ではなく、
もっと身近な話から始めてもいいでしょう。
たとえば、
「最近、物価上がったよね」🛒
「昔って銀行の金利高かったんでしょ?」🏦
「昔はどんなふうに貯金してたの?」🐷
こんな会話です。 💬
実は、
「昔のお金の話を聞く」
だけでも、かなり面白いものです。 👂
「昔は定期預金の金利がもっと高かった」💴
「昔は給料がこうだった」💼
「家を買ったときはこんな値段だった」🏠
など。
親世代の経験を聞くことで、
自分たちが知らない時代のお金の感覚を知ることができます。
そして、
そこから、
「今はこういう制度があるんだよ」
と話せばいい。
投資の話をする前に、
「お金について話せる家族関係」を作る。
これも立派な金融教育です。😊
今の世代に必要なのは「親世代を否定すること」ではない
ここまで読んで、
「じゃあ、昔の考え方は間違っていたの?」
と思うかもしれません。
私は、そうは思いません。
その時代には、
その時代なりの合理的な選択
がありました。
金利が高いなら、預金をする。🏦
有利な保険商品があるなら、保険を利用する。🛡️
投資で大きな損失を経験したなら、距離を置く。🚧
どれも、その人の人生の中では自然な判断です。 👣
ただ、
環境が変わったら、考え方もアップデートしていい。
これは親世代にも、
そして私たちにも、
同じように言えることです。
スマホだって、
昔は持っていなかった。
キャッシュレス決済だって、
昔は当たり前ではなかった。
でも今では、
「現金持ってくるの忘れた!」
と言いながらスマホを出す時代です。😂
お金の世界も同じ。
変化しているなら、
私たちも少しずつ学び直していけばいいのです。 🌱
今できる小さな一歩

親世代の考え方を理解したところで、
今度は自分自身のお金について考えてみましょう。
まずは、
1. 自分の「お金の常識」を確認する
「貯金していれば安心」 🏦
「投資は怖い」 😰
「保険に入っていれば大丈夫」 🛡️
「投資はお金持ちがするもの」 💎
自分が無意識に持っている考え方を書き出してみます。 📝
なお、自分自身の「投資が怖い」の正体を整理したい方は、投資はなぜ怖いと感じるのか ―日本人が抱えがちな6つのイメージで、「怖い」の中身を6つに分けて書いています。親世代の話とあわせて読むと、家族の話もしやすくなるかもしれません。
2. 親に「昔のお金の話」を聞いてみる
「昔って銀行の金利、どのくらいだった?」
「昔はどうやって貯金してた?」
そんな質問から始めてみましょう。
意外と知らない話が出てくるかもしれません。👀
3. 今のお金の環境を調べてみる
昔と今では、
金利も、
物価も、
制度も、
投資環境も、
大きく変わっています。
まずは、
「今はどんな時代なのか?」
を知ることから始めてみましょう。 🔍
まとめ

親世代が、
「投資は危ない」
と言うのには、
それなりの理由があります。
高い金利を経験した。🏦
バブル経済を経験した。🎈
バブル崩壊も経験した。💥
長いデフレも経験した。❄️
投資で損をした人を見てきた。📉
保険で資産を作った経験もある。 📜
こうした経験が積み重なって、
「貯金が安心」「投資は怖い」
という価値観につながっていることがあります。
だから、
「今は違うよ!」
と一言で否定するのではなく、
まず、
「そう考える理由があったんだな」
と知ること。
そのうえで、
「今はこういう制度もあるみたいだよ」
「自分も勉強しながら考えてみるよ」
と話していく。
それで十分です。 👌
投資は、
親世代と今の世代のどちらが正しいかを決める話ではありません。
時代が変われば、お金との付き合い方も変わる。
そして、
その変化について一緒に話せること。
それ自体が、家族にとって大切な金融教育になるのかもしれません。🌱
あとがき
私の父は、いわゆる団塊の世代です。
バブル崩壊も経験しています。💥
リーマンショックも経験しています。📉
そして退職後には、銀行の窓口ですすめられるまま、
退職金の一部を投資信託にしたこともあります。
最初は分配金も出て、
「おっ、順調じゃん」
と思っていたそうです。 😊
ところが、
相場が変動すると資産は目減り。
そして、その経験が父の中に、
「投資は怖い」
という記憶として残りました。 📉
そんな父に、
「投資を始めたよ」
と伝えたところ……
思っていた以上に強い反応が返ってきました。😅
「投資なんてやめとけ」🙅
「損したらどうするんだ」😠
こちらとしては、
「いやいや、ちゃんと勉強してるんだけど……」
と言いたくなります。 😵
でも、少し考えてみると、
父には父の理由があるんですよね。
バブル崩壊を経験した。
リーマンショックも経験した。
退職金という大きなお金を投資に入れて、値下がりも経験した。
そんな人に、
「投資は怖くないよ」
と言っても、😥
「いやいや、怖い思いをしたんだよ」
となるのは当然です。
そこで最近は、
「父は投資を知らないから反対している」
と考えるのではなく、
「父は、投資を知っているからこそ怖いのかもしれない」
と考えるようになりました。
これは、かなり大きな違いでした。 🔑

もちろん、
昔の投資環境と今の投資環境は違います。
NISAのような制度もあります。
少額から始められる方法もあります。
情報を調べる環境も、昔とは大きく変わりました。
でも、
だからといって、
「昔の考え方は間違い」
とは言えません。
その時代を生きてきた人にとっては、
それが現実だったからです。 🕐
だから私は、
親に投資をすすめることよりも、
まず、
「昔はどんなお金の時代だったの?」
と聞いてみることが大切なのだと思います。
そして、
「今はこんな制度があるんだよ」
と、お互いの知っていることを少しずつ交換する。
もしかすると、
投資の話をしていたはずなのに、
「昔は給料がこれくらいだった」
「昔の家はこんな値段だった」
なんて話になって、
気づいたら昔話大会になっているかもしれません。😂
それも悪くないと思います。 🍵
お金の話は、
正解を押しつけることより、話せることの方が大切な場合があります。
親世代には親世代の経験がある。
私たちには私たちの時代があります。
その違いを知ったうえで、
「じゃあ、これからのお金について一緒に考えてみよう」
と話せたら。
それだけでも、
世代間のお金のギャップを埋める一歩になるのではないでしょうか。
投資について学ぶことは、
単に自分のお金を増やすためだけではありません。
家族のお金の価値観を知ること。
そして、
これからのお金について話すきっかけを作ること。
そんな意味もあるのだと、
今では感じています。🌱

