「安すぎる商品」、ちょっと待って!?|フリマアプリ・ネット通販詐欺

「安すぎる商品」、ちょっと待って!?|フリマアプリ・ネット通販詐欺 SNS・ITリテラシー

はじめに

フリマアプリやネット通販は、今ではすっかり身近な買い物の方法になりました🛒 欲しかった商品が安く見つかったり、近所のお店では売り切れているものを探せたり。便利ですよね。

でも、その「便利さ」のすき間をねらう詐欺もあります⚠️

たとえば、「えっ、この値段で買えるの?」と思うほど安い人気商品。そこから「アプリを通さず、直接振り込みませんか?」と誘われたら……。ここには、ちょっと注意が必要です🤔

今回は、フリマアプリやネット通販で起こる詐欺について、手口・見分け方・困ったときの対応を見ていきます🔍

こんな人に読んでほしい

  • 📱 フリマアプリをよく使う
  • 🛍️ ネット通販で買い物をする
  • 👨‍👩‍👧 子どもがネットで買い物をすることがある
  • 💨 安い商品を見つけると、つい急いで買ってしまう
  • 💭 「このサイト、本当に大丈夫?」と迷ったことがある

この記事の目的

この記事の目的は、「安いから買う」だけでなく、「安全な取引になっているか」を確かめる習慣を身につけることです💡

フリマや通販そのものが危ない、という話ではありません。便利なサービスだからこそ、サービスが用意している安全な仕組みの中で取引することが大切です🛡️

結論

結論:安全のための仕組みの外へ出ない。アプリやサイトの外での直接取引には止まる、極端に安い商品は理由を確かめる、確かめる前に評価を急がない、買う前に販売者や支払い方法を確かめる、トラブルは記録を残して早めに相談する

この回で、まず覚えておきたいのはこの5つです👇

  • ✋ アプリやサイトの外で直接取引しようと言われたら、いったん止まる
  • 🏷️ 相場より極端に安い商品は、理由を確かめる
  • 📦 商品を受け取って確かめる前に、評価を急がない
  • 🔎 買う前に、販売者・ショップ・支払い方法を確かめる
  • 📝 トラブルになったら、記録を残して運営や相談窓口に早めに相談する

特に大切なのが、「安全のために用意された仕組みの外へ出ない」ことです。

「直接振り込んだほうが早いですよ」「手数料がもったいないですよ」と言われても、急がなくて大丈夫です。お得そうに見えても、安全まで割引されているとは限りません😌

フリマ・ネット通販詐欺は、どう進む?

フリマ・ネット通販詐欺の流れ:人気商品を安く出す、今だけ・限定と連絡してくる、アプリの外へ誘う、個人の口座へ振り込ませる、届かない・偽物・連絡が途絶える

よくある流れを簡単にすると、こうです👇

  • 人気商品を安く出す
  • 「今だけ」「限定」などで興味を引く
  • 購入者に連絡する
  • アプリやサイトの外での取引を持ちかける
  • 個人の銀行口座などへ振り込ませる
  • 商品が届かない・偽物が届く・連絡が取れなくなる

もちろん、すべての詐欺がこの流れになるわけではありません。偽の通販サイトを作って代金だけを受け取るケースや、偽物を送るケースもあります🎭

警察庁も、オークションやフリマサイトの詐欺として、「代金を受け取っても商品を発送しない」「偽物を送る」「落札できなかった人に、直接取引を持ちかける」といった手口を紹介しています。(警察庁)

よくある手口は4パターン

よくある手口は4パターン:サイトの外で直接取引する、偽サイト・悪質な通販サイト、偽物を送る、商品をすり替える

1. サイトの外で直接取引する

「手数料がもったいないから、直接振り込んで」「こちらの口座に払ってくれれば、すぐ発送します」などと、サービスが用意している取引の方法から外へ誘うパターンです🚪

ここで考えたいのは、なぜ、わざわざ安全のための仕組みから外れる必要があるのか?ということ。

フリマサービスには、トラブルのときの対応や補償の仕組みが用意されていることがあります。でも、運営が決めた方法から外れてしまうと、その補償を受けられなくなることがあります😰 「ちょっとくらいなら……」が、ちょっとで済まないこともあるのです。

2. 偽サイト・悪質な通販サイト

悪質な通販サイトの新しい手口:フリマサイトなどの画像や文章を流用して本物らしいページを作る、スマホのコード決済の送る機能で代金を個人のアカウントへ払わせる。支払い先が個人なら払わない

本物の通販サイトによく似たページを作り、「人気商品なのに、なぜか安い」という状態で買わせます。支払いをしたのに商品が届かない。連絡しても返事がない。そんなトラブルにつながります😣

国民生活センターによると、フリマサイトなどの画像や文章を勝手に使った悪質な通販サイトも見つかっています🖼️ 支払いでは、スマホのコード決済の「送る」機能を使って、個人のアカウントあてに代金を送らせる手口も確認されています。(国民生活センター)

3. 偽物を送る

「正規品」だと思って買ったのに、届いた商品が偽物だった😢 これもよくあるトラブルです。国民生活センターには、フリマアプリで買った商品が正規品ではないかもしれない、という相談が寄せられています。(国民生活センター)

4. 商品をすり替える

これは、売る側にも起こるトラブルです🔄 国民生活センターには、ブランドバッグを出品した人から、返品されてきた商品がすり替えられていた、という相談も寄せられています。(国民生活センター)

だからこそ、取引中のやり取りや、商品の状態が分かる写真を残しておくことも大切です📸

実際にあった相談

国民生活センターには、こんな相談が寄せられています📞(国民生活センター、国民生活センター)

商品起きたこと
スニーカー出品者に「今日中にお金が必要なので、直接自分の銀行口座に振り込んでほしい」と言われた。不審に思いながらも、どうしても欲しくて振り込んだら、連絡が途絶え、商品も届かなかった
カメラ(約10万円)代金を払った後、「先に評価することが条件」「評価しなければ発送をやめる」と言われ、評価してしまった。商品は届かず、出品者に連絡しても返事がない
ブランドバッグ高級ブランドの箱に入ったバッグが届き、すぐに受け取り評価をした。手に取ると軽くて違和感があり、質店に見せると「本物と評価できない」と言われた。出品者に返品・返金を求めても返事がない(2026年3月の注意喚起・70代)

どの例も、「どうしても欲しい」「早く終わらせたい」という気持ちが、確認の前に動いてしまっています💭

フリマアプリが「支払いの抜け道」に使われることも

フリマアプリが支払いの抜け道に:もうけ話の取引ツールなどを勧め、実際にはない商品を出品させ、フリマアプリで買う形で払わせる。架空の取引は規約で禁止

もうひとつ、少し変わった手口もあります。もうけ話の取引ツールなどの代金を、フリマアプリでの「架空の取引」で払わせる手口です🌀 実際にはない商品をフリマアプリに出品させ、それを買う形で代金を払わせます。架空の取引はフリマアプリの規約で禁止されていて、持ちかけられても応じてはいけません🙅(国民生活センター)

「補償があるから大丈夫」ではない

補償には条件がある:ある大手通販サイトは1回最大30万円・年5回まで・注文日の翌日から90日以内に申請。あるフリマアプリは本人確認・専用の配送方法・配達完了の翌日から14日以内の連絡など5つの条件をすべて満たす

大手の通販サイトやフリマサービスには、サービスを通した支払いや、トラブルのときの補償・サポートが用意されていることがあります🏢

ただし、「大手サイトだから絶対に安全」という意味ではありません。 大手の通販サイトでも、運営会社とは別の出品者が商品を売っていることがありますし、補償にはそれぞれ条件があります📋

たとえば、ある大手通販サイトの補償は「1回あたり最大30万円」「年間5回まで」「注文日の翌日から90日以内に申請」。あるフリマアプリの補償は、本人確認をしている、専用の配送方法を使っている、配達完了日の翌日から14日以内に問い合わせている、など5つの条件をすべて満たす必要があります。(大手通販サイトの案内、フリマアプリの案内)

つまり、「補償があるから大丈夫」ではなく、「補償を受けるための条件まで確かめる」ことが大切です✅

「受け取り評価」は、急がない

受け取り評価は確かめてから:商品が届く、中身を確かめる、問題があれば評価せずに問い合わせる、問題なければ評価する。届く前や届いてすぐの評価はしない

フリマアプリで特に注意したいのが、商品を受け取った後の「評価」です⭐ フリマアプリでは、評価をきっかけに取引が完了し、代金が出品者に支払われる仕組みがあります。

上のカメラやバッグの例のように、届く前に評価させられたり、届いてすぐ評価したりすると、問題に気づいたときには取引が終わってしまっています。

「先に評価してください」と言われても、急いで評価しないこと。まずは、

  • 商品が届いたか
  • 注文したものと同じか
  • 説明どおりか
  • 壊れていないか
  • 偽物ではないか

を確かめましょう👀 問題があれば、評価をする前に、サービスの案内に従って問い合わせます。

大手サイトでも「確認」は必要

買う前の3つの確認:価格は相場とかけ離れていないか、レビューは中身のある評価か、連絡先は会社概要や特定商取引法の表示があるか

「有名なサイトだから安心」と考えすぎるのも危険です。買う前に、次のようなところを確かめましょう🔍

  • ショップや出品者の評価・レビューの中身
  • 商品の価格が、相場から極端に外れていないか
  • 会社概要や連絡先、「特定商取引法に基づく表示」
  • 支払い方法
  • 返品・キャンセルの条件

特に「価格・レビュー・連絡先」の3つは、買う前の小さな習慣にしておくと安心です😊

「安い!」と思ったときほど、いったん止まる

詐欺では、人の気持ちも利用されます。

心理フリマ・通販詐欺での使われ方
お得感相場よりかなり安い価格を見せて、「掘り出し物を見つけた!」と思わせる
希少性・緊急性「限定1点」「今すぐ買わないと売り切れる」と、考える時間を与えない
本物らしさ本物そっくりのサイトデザインやレビューで、安心できそうな雰囲気を作る

ここで覚えておきたいのは、見た目がちゃんとしていることと、本当に安全であることは別ということです。ネットでは、見た目だけならかなり本格的に作れてしまいます💻

だからこそ、「安い!」と思った瞬間こそ、確認タイム⏱️ 欲しい商品ほど、ちょっと立ち止まる。地味ですが、強い対策です。

データで見るフリマ・ネット通販のトラブル

フリマサービスの相談件数は2012年度173件から2017年度3,330件へ。悪質なショッピングサイトの通報は2024年上半期17,159件、2025年上半期18,738件、2025年下半期12,309件、2026年上半期9,224件

国民生活センターによると、フリマサービスに関する相談は、2012年度の173件から、2017年度には3,330件に増えました(2017年度は1月末までの数字)。5年ほどで、およそ20倍です📈(国民生活センター)

悪質なショッピングサイトについては、日本サイバー犯罪対策センター(JC3)に、次のような数の通報が寄せられています📊(JC3、JC3、JC3)

期間通報件数
2024年上半期17,159件
2025年上半期18,738件
2025年下半期12,309件
2026年上半期9,224件

通報件数は減ってきていますが、それでも半年で9,000件を超えています😨 2026年上半期の通報では、サイトを知ったきっかけは「インターネットの検索結果」が最も多く、支払い方法は銀行振込が中心で、クレジットカードやQRコード決済も増えています。

フリマ・ネット通販詐欺を見分けるチェックリスト

買う前と取引中に、ここを確かめましょう👇

  • ☑️ 「アプリの外で直接取引しよう」と言われていない
  • ☑️ 個人の銀行口座や、個人のアカウントあてへの支払いを求められていない
  • ☑️ 相場と比べて、極端に安くなっていない
  • ☑️ 出品者・ショップの評価やレビューを確かめた
  • ☑️ 会社概要・連絡先・「特定商取引法に基づく表示」を確かめた
  • ☑️ 支払い方法や返品の条件を確かめた
  • ☑️ 商品を確かめる前に「受け取り評価」をしていない
  • ☑️ トラブルになったときの補償の条件や、問い合わせ方法を確かめた

全部を毎回完璧に調べる必要はありません🙆 まずは、「サイトの外へ誘われていないか」「安すぎないか」「商品を確かめる前に評価していないか」の3つから始めても十分です。

困ったときの相談先

困ったときの相談先:サービスの運営窓口、消費者ホットライン188、だまし取られたと思ったら近くの警察署。相談する前に商品ページやメッセージ、支払いの記録を残しておく

「お金を払ったのに商品が届かない」「偽物が届いた」「相手と連絡が取れなくなった」「怪しいサイトで買ってしまった」。そんなときは、一人で抱え込まないでください🤝

まずは、取引に使ったサービスの運営窓口に相談しましょう。そのとき、次のような記録を残しておくと、相談しやすくなります📝

  • 商品ページの画像とURL
  • 相手とのメッセージ
  • 振込先や支払いの記録
  • 注文した日時
  • 届いた商品の写真

警察庁も、取引した商品のページや相手の情報、振込の明細、やり取りの記録などを保存しておくよう呼びかけています。(警察庁)

  • サービスの運営窓口:取引のトラブル、補償の申請
  • 消費者ホットライン 188(いやや!):近くの消費生活センターなどにつながります
  • だまし取られたと思ったら → 近くの警察署

(国民生活センター、警察庁)

まとめ

まとめ:サイトやアプリの外で取引しない、安すぎる・急かされると感じたら立ち止まる、評価を急がず困ったら記録を残して相談する

フリマアプリやネット通販は、暮らしを便利にしてくれるサービスです。だからこそ、「ネット通販=危ない」と考えるのではなく、「安全な取引の仕組みを使う」ことが大切です🛡️

  • 🚫 サイトやアプリの外で取引しない。「直接振り込んで」には乗らない
  • ✋ 安すぎる・急かされると感じたら、一度立ち止まる。価格・レビュー・連絡先を確かめる
  • 💬 評価を急がず、困ったら記録を残して相談する。運営窓口、188、警察署へ

「安い!ラッキー!」と思ったときほど、「……ちょっと待てよ?」と一呼吸🌬️ その数秒が、自分のお金を守ることにつながります🌈

あとがき

この記事は、もともと親子で夏休みの自由研究として、詐欺について調べてまとめたものです📚

調べてみると、直接取引への誘い、偽物、すり替え、偽の通販サイトなど、いろいろなトラブルがあることが分かりました。

親の目線で特に気になったのは、「安全な仕組みがあること」と「その仕組みをちゃんと使うこと」は別の話だということです。補償が用意されていても、受けるためには条件があります。だから、「大手だから大丈夫」ではなく、「どういう仕組みで守られているのか」まで知っておくことが大切なのだと思います💡

筆者の体験:ほかより安く、写真も状態も同じ中古・良品のDVDを注文したら、届いたのはジャケットだけ。説明文のあとにジャケットのみと書かれていて、返金はされなかった

詐欺とまではいきませんが、私にも苦い経験があります😅

以前、ネットを使えない先輩に頼まれて、推しのDVDを通販サイトで注文したときのことです📀 ほかの出品より、ものすごく安い。商品の写真はほかと同じで、状態も同じ「中古・良品」。「安いなら、いっか」と注文しました。

届いたのは、なんとジャケットだけ😱 「え〜!どういうこと!」と商品説明を読み返すと、ほかの出品者と似たような説明文のあとに、「ジャケットのみ」と書かれていました。

出品者に連絡はしましたが、返金はされず、「そういったニーズはあるので、出品しております」との返事。安い金額とはいえ、損をしてしまいました💸

相場からかけ離れているときは、商品説明をしっかり読む。安い理由を探る。分からなければ、出品者に問い合わせる。 買う前のひと手間が大切だと思います🔎

ネットで買い物をする機会は、これからも増えていくでしょう。怖がって使わなくなるのではなく、便利さを使いながら、危ないところでは一歩立ち止まる。そんな使い方を、親子で身につけていけたらと思います🌱

タイトルとURLをコピーしました