お金のこと、親から教わりましたか?|家で教わった人は15%、親子で始める小さなお金の話

お金のこと、親から教わりましたか?|家で教わった人は15%、親子で始める小さなお金の話 その他金融知識

はじめに

子どもにお金のことを教えたい。でも、何から話せばいいのか分からない。そんなふうに迷ったことはありませんか🤔

そもそも、自分が親からお金のことを教わった記憶がない。そんな人も多いはずです。

実際、家で保護者からお金の使い方や家計の管理を教わる機会が「あった」と答えた人は、15.2%。7人に1人ほどでした👀

この記事では、金融経済教育推進機構(J-FLEC)の調査をもとに、お金を学ぶ機会がどれくらいあったのかを見たうえで、家でできる小さなことを考えます🏠

こんな人に読んでほしい

  • 子どもにお金のことをどう伝えればいいか、迷っている人
  • 自分も親から、お金のことを教わった記憶がない人
  • 家でお金の話をするのは、なんとなく気が引ける人

この記事の目的

親が「お金の先生」になることではありません🎓親子でお金の話をする、最初のきっかけを見つけることです。

結論:教わっていないのが、ふつう。だから家で、小さく始める

結論:家でお金のことを教わった人は15.2%で、教わっていないのがふつう。学校や職場で学んだ人も8.7%。家でできるのは、おこづかい・買い物・家計の話で、完ぺきに教えなくていい。親子でお金の話をする、最初のきっかけを
  • 家でお金のことを教わった人は15.2%。教わっていないのが、ふつう
  • 学校や職場で学んだ人も8.7%。子どものころに学ぶ機会は、ほとんどなかった
  • 家でできるのは、おこづかい・買い物・家計の話。完ぺきに教えなくていい。一緒に考えるところから

家でお金のことを教わった人は、15%

家で保護者からお金のことを教わる機会はあったか(30,000人):教わる機会はあった15.2%、教わる機会はなかった65.9%、わからない18.9%。なかったがあったの4倍以上。前回の調査ではあったは18.4%

金融経済教育推進機構(J-FLEC)が2025年9月26日〜10月17日に、全国の18〜79歳の30,000人に聞いた「金融リテラシー調査2025年」に、こんな質問があります📋

ご家庭で保護者の方からお金の使い方や家計の管理などについて教わる機会はありましたか。

答えは、こうでした(30,000人)👇

  • 教わる機会はあった:15.2%
  • 教わる機会はなかった:65.9%
  • わからない:18.9%

「なかった」が、「あった」の4倍以上。前回の調査(18.4%)より、「あった」は少し減っています📉

つまり、お金のことを家で教わらずに大人になった人が、ほとんどなのです😮子どもに何から話せばいいか分からないのは、当たり前のこと。教えてこなかった親が悪いわけではありません🙆

学校で教えてほしい。でも、学んだ人は1割に届かない

金融経済教育を学校で行うべきと思う人は67.5%。授業や研修などで受けた人は8.7%で、勤務先の研修がいちばん多い。学校の授業で学んだ人は100人に1人ほど(8.7%×14.1%で計算)。今の大人の多くは、子どものころに学ぶ機会が少なかった

家の外ではどうでしょうか。同じ調査では、お金について学ぶ「金融経済教育」を、学校で行うべきだと思う人が67.5%いました🏫

一方で、学校や大学の授業、勤務先の研修、セミナーなどで、実際に「受ける機会があり、受けた」と答えた人は、8.7%。1割に届いていません😲

しかも、受けた人に場所を聞くと、いちばん多いのは勤務先の研修・セミナー(49.7%)。小学校・中学校・高校・専門学校の授業は14.1%でした(複数回答)📊

受けた人8.7%のうちの14.1%なので、全体から見ると、学校の授業で学んだ人は100人に1人ほどです。

今の大人の多くは、子どものころにお金を学ぶ機会が、家でも学校でも少なかったことになります💭

なお、アメリカで金融経済教育を受けた人は19%。ただし、資料には、教育制度などの事情が違うので幅を持って見る必要がある、とあります🌏

家で話したことは、無駄にならない

お金の問題の点数別に見た、家で教わったと答えた人:0〜20点5.5%、21〜40点13.9%、41〜60点15.2%、61〜80点18.8%、81〜100点21.1%。家で教わったから点数が高いのかは、調査からは分からない

同じ調査には、お金の知識を確かめる問題(正誤問題)の点数ごとに、「家で教わった」と答えた人の割合も出ています📝

  • 0〜20点:5.5%
  • 21〜40点:13.9%
  • 41〜60点:15.2%
  • 61〜80点:18.8%
  • 81〜100点:21.1%

点数が高い人ほど、家で教わったと答えた人が多くなっていました。家で教わったから点数が高いのか、ほかに理由があるのかは、調査からは分かりません🤷

それでも、家でお金の話をする意味は、ありそうです🌱

家でできるのは、特別な授業ではない

家でできるのは特別な授業ではない:おこづかいで何に使うかを考える、買い物でどっちにする?それ、今いる?と聞いてみる、話せる範囲で家計の話をする。毎回の買い物を、授業にしなくていい

お金の話といっても、教科書を用意したり、勉強の時間を作ったりする必要はありません。暮らしの中には、お金を考える場面がたくさんあります✨

1. おこづかい:限られたお金で、何を選ぶか

おこづかいは、いちばん身近な練習です💰使えるお金には限りがあります。何に使うか、何をあとにするかを、自分で考える場面が生まれます。

欲しいものを全部は買えない。じゃあ、どれにする? この迷う時間そのものが、お金との付き合い方の練習です🤝

大人だって、欲しいものを見つけると予算を忘れがち。子どもだけの課題ではありませんね。

くわしくは:親子で学ぶ金融教育 第4話:おこづかいは何のためにあるの?

2. 買い物:値段と「本当に必要?」を比べる

買い物も、話すきっかけになります🛍️似たような商品なのに、値段がちがう。欲しいと思ったけれど、今すぐ必要ではなかった。そんな場面は、毎日のようにあります。

毎回の買い物を授業にする必要はありません。何かを選ぶときに、「どっちにする?」「それ、今いる?」と、ひと言聞いてみるだけで十分です💬

くわしくは:親子で学ぶ金融教育 第3話:「欲しい」と「必要」はどう違う?

3. 家計の話:暮らしはお金で回っている

家のお金の話も、学びになります📖食費や電気代など、毎日の暮らしがお金で支えられていることを知るだけでも、見え方が変わります。

もちろん、家のお金を全部見せる必要はありません。年齢や家の事情に合わせて、話せる範囲で大丈夫です。家族で出かける計画を立てるときに、「使えるお金はこれくらい。どれを選ぼう?」と一緒に考える。そんな話し方もあります🚗

くわしくは:親子で学ぶ金融教育 第5話:お金って、どこへ消えるの?

ほかにも、こんな小さなことから

  • 買い物のあと、レシートを一緒に見てみる
  • 貯金箱に、欲しいものの名前と値段を書いておく
  • お店で、同じ商品の値段を見比べてみる

どれも、5分あればできることばかりです⏱️

親も、完ぺきに教えなくていい

親も完ぺきに教えなくていい:子どもに聞かれて答えられなくても大丈夫。一緒に調べてみようで、親子で考える時間が学びになる。親が学び直しながら、子どもと一緒に進めばいい

親が何でも知っている必要はありません。自分も教わってこなかったのですから、分からないことがあって当然です😌

子どもに聞かれて答えられなかったら、「一緒に調べてみよう」でいいのです🔍親が先に答えを持っていなくても、親子で考える時間そのものが、学びになります。

家で教わらなかったからといって、これから学べないわけではありません。親が学び直しながら、子どもと一緒に進めばいいのです👣

まとめ

まとめ:家でお金のことを教わった人は15.2%、学校の授業で学んだ人は100人に1人ほど、点数が高い人ほど家で教わったと答えた人が多い、家でできるのはおこづかい・買い物・家計の話。まずは今日の買い物で、どっちにする?
  • 家でお金のことを教わった人は15.2%。教わっていないのが、ふつう
  • 学校や職場で学んだ人も8.7%。学校の授業で学んだ人は、100人に1人ほど
  • 点数が高い人ほど、家で教わったと答えた人が多い(原因と結果は分からない)
  • 家でできるのは、おこづかい・買い物・家計の話
  • 親は完ぺきでなくていい。「一緒に考えよう」から始める

教わらなかった私たちから、教わる子どもたちへ。 まずは今日の買い物で、「どっちにする?」と聞いてみませんか😊

あとがき

お金のことを、家で学んだことはありますか?

私は、はっきり教わった記憶はありません。それでも、「利息を払うのはもったいないから、借金はしたらよくない」「お金は大事」「お金は貸したらダメ」「保証人には絶対になるな」。そんな言葉は、親から聞いていたように思います👂

こうやって振り返ると、私も、親からお金の教育を受けたかと言われれば、受けていない部類に入るのではないでしょうか🤔

こうした言葉を、授業のような形ではなく、ふだんの会話の中で聞いて、自分が大事だと思ったものを、頭のすみに残しているのでしょうね💭

社会人になって気づいたのは、お金の知識もそうですが、社会に出て役立つ知識や、生きていくうえでの知識は、学校では教えてくれなかったということです🏫

社会人になったばかりのころは、「ほかの授業を削ってでも、こういうことを教えてほしかった〜」と思っていました😤

時が経ち、学校では教科書以外のことは、なかなか教えられないのだろうと思うようになりました。今は親の立場になって、子どもに教えてあげたいなぁと思い、私も模索しているところです🧭

模索しながらも、家では子どもとお金の話を積極的にしています。「今回の旅行は、だいたいいくらかかる」「優先チケットはいくらかかるから、どのチケットにお金を払う?」といった話です✈️

家族でお金の話をするのは、とても良いことだと思います。お金は大切なもので、限りがある。だから、どう使えば満足できるのか。そんなことを伝えるきっかけになると考えて、子どもとお金の話をするようにしています🗣️

筆者が子どもと話していること:旅行はだいたいいくらかかるか、どのチケットにお金を払うか、限りがあるお金をどう使うか。言わないこと:家の財産や貯金の額、子どものための貯金の額、投資でいくら儲かっているか

ただし、家にどれくらいの財産や貯金があるのか、子どものためにいくら貯金しているのか、投資でいくら儲かっているのかは、言いません。大人になってから、親の財産を当てにするような人には育ってほしくないからです🙅投資をしていることは伝えていますが、「プラスだよ」「数%だよ」と、ぼかしています🤫

それから、お金持ちを悪く言ったり、「お金持ちは汚い」「人として嫌な人が多い」と思っていたり、お金の話をすること自体をいやらしいと感じたりする人は、無理に子どもとお金の話をしなくてもいいと思います。その考え方まで、子どもに伝わってしまうからです🔁お金を否定する人、汚いものだと思っている人からは、お金は逃げていく。私はそう思っています。子どもには、お金のことで不幸になってほしくありません🍀

年をとるにつれて、昔思っていた疑問や「なんでこれを教えてくれなかったの?」を、忘れてしまいました。少しずつ思い出して、ブログという形で残していきたいと思います✍️

出典:金融経済教育推進機構(J-FLEC)「金融リテラシー調査2025年」の結果

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