はじめに
- 「スキマ時間で簡単に稼げる」
- 「スマホひとつで月〇〇万円」
SNSを見ていると、こんな副業の広告を目にすることがあります👀
副業そのものが悪いわけではありません。問題は、「稼げそう」と思わせてから、高額な教材やサポートなどを買わせる手口です⚠️
最近では「AIを使えば簡単に稼げる」といった勧誘も見られます🤖 新しい技術の名前が出てくると、なんとなく「すごそう」と感じてしまいますよね。でも、「AIだから稼げる」と「AIを使って、実際にどうやって収入を得るのか」は別の話です。
今回は、SNSやAIを入り口にした「副業詐欺」について見ていきます🔍
こんな人に読んでほしい
- 📢 SNSで副業の広告を見たことがある
- 💭 「簡単に稼げる」という言葉が少し気になる
- 🤖 AIを使った副業に興味がある
- 📚 情報商材やオンライン講座を買ったことがある
- 👨👩👧 家族や子どもにも、この手口を知っておいてほしい
この記事の目的
副業には、本当に役に立つ仕事やサービスもあります。だからこそ、「副業だから怪しい」と決めつけるのではなく、「お金を払うことで、本当に収入につながる仕組みなのか?」を確かめることが大切です💡
この記事では、副業詐欺がどんな流れでお金を払わせるのか、どこで立ち止まればいいのかを見ていきます。
結論

一番覚えておいてほしいのは、知識も経験もないうちに、高額な教材やツールを買おうとしていたら、一度立ち止まるということです✋
稼ぐために、先にお金を使う「先行投資」が必要な場面もあります。先にお金を払うことが、すべて怪しいわけではありません。ただし、副業詐欺では、次のような流れで、払う金額がだんだん大きくなっていきます🪜
「簡単に稼げる」→「まずは無料相談で」→「もっと稼ぐなら、この教材・ツール・サポートが必要」→「さらに費用が必要」
お金を払う前に、次のことを考えてみましょう🤔
- 🔍 それは本当に必要? ほかの方法はない?
- 💰 自分で考えられる、いちばん少ない費用で済ませられない?
- 📦 もし稼げなかったとき、手元に残ったものを見て後悔しない?
「なんでこんな物を買ったんだろう」と後悔する結果が思い浮かぶなら、手を出さないほうがいいと私は考えています。
特に、次のような言葉が並んでいたら要注意です。
- 🚨 「誰でも」「簡単に」「必ず」
- 🔰 「知識ゼロでもOK」
- 🤖 「AIが全部やってくれる」
こうした言葉を見たら、「本当に?」とひと呼吸おくクセをつけましょう😌
副業詐欺は、どうやって始まる?
よくある入り口は、SNSの広告やダイレクトメッセージです📲
「スキマ時間で稼げる」「スマホだけでOK」「未経験でも大丈夫」といった広告から、副業の案内ページやメッセージアプリのやり取りに誘われます。そこで「無料相談」「無料説明会」を入り口にして、最後に教材やツール、サポートなどの購入を勧められます💸
流れを簡単にすると、こうです👇
- SNSの広告・メッセージで「簡単に稼げる」と興味を引く
- 無料相談などへ誘う
- 教材・ツール・サポートを勧める
- 高額な契約・支払い
- 思ったように稼げない
最初から「高額な商品を買ってください」と言われるとは限りません。そこが、ややこしいところです。

「情報商材」って何?
副業詐欺で、よく出てくる言葉が「情報商材」です📚
国民生活センターは、情報商材を「インターネットの通信販売等で、副業、投資やギャンブル等で高額収入を得るためのノウハウ等と称して販売されている情報」と説明しています。PDFや動画の教材、オンライン講座などがこれにあたります。情報商材の相談は、2023年度に6,256件、2024年度に4,163件、2025年度に2,623件と、毎年数千件が寄せられています📞(国民生活センター)
もちろん、教材や講座のすべてが悪いわけではありません。問題は、「これを買えば簡単に稼げる」と期待させ、その期待を利用して高額な契約へ誘うケースです。
「中身を見てから買う」ができない
情報商材のやっかいなところは、買うまで中身が分からないことです🎁
販売ページには「有料級のノウハウ」「人生が変わる」「成功者が実践」など、魅力的な言葉が並びます✨ でも、実際に届いた教材を見てみたら、「これ、ネットで調べれば出てくる情報では……?」となることもあります😅
買う前には分からない。買ってから「思っていたものと違う」と気づく。ここに、情報商材ならではの難しさがあります。
「いいねを押すだけ」「作業するだけ」にも注意
「簡単な作業でお金がもらえる」という副業もあります👍
国民生活センターによると、「いいねを押す」「スクリーンショットを撮る」「動画を見る」といった簡単な作業をうたい、もっと高い報酬を受け取るには先にお金を振り込むよう求める手口が増えています。その後も「チームの誰かがミスをした」「アカウントの凍結を解除する費用」などと理由をつけて、さらに振り込ませます😰(国民生活センター)
最初に少しだけ報酬がもらえることもあるので、「本当にもうかる」と思ってしまいやすいのです。

「払った後」が大変になることも
「だまされたかもしれない」と気づいた後にも、問題があります😣
- 販売者と連絡が取れない
- SNSのアカウントが消えている
- 連絡先が変わっている
- 返金を求めるのに、時間や費用がかかる
そのため、「取り返すより、もう諦めよう……」となってしまうこともあります。だからこそ、払った後ではなく、払う前に立ち止まることが大切です🛑
消費者庁も、被害の回復は難しいので安易に振り込まないこと、そして「お金を取り戻します」とうたう別の業者による二次被害にも注意するよう呼びかけています。(消費者庁)
クーリングオフは使える?
「困ったらクーリングオフすればいい」と考える人もいるかもしれません🤔 でも、インターネットの通信販売には、訪問販売などのようなクーリングオフの決まりはありません。(消費者庁)
ただし、「仕事を紹介するので収入が得られる」と誘い、その仕事に必要だとして商品などを買わせる契約は、「業務提供誘引販売取引」にあたる場合があります。この場合は、書面を受け取ってから20日以内ならクーリングオフができます📄(消費者庁)
どちらにあたるかを自分で決めるのは難しいので、「もう無理かも」と思っても、早めに188に相談しましょう☎️
「AIで簡単に稼げる」にも注意
最近は、副業の勧誘にAIが登場することもあります🤖
「AIの使い方ひとつで月〇〇万円」「AIが自動で作業してくれる」「知識ゼロでもOK」といった言葉です。
AIそのものが悪いわけではありません。むしろ、仕事や学習など、さまざまな場面で使える便利な技術です。だからこそ、「AI」という言葉だけで、なんとなくすごそうに見えてしまうことがあります🌟
確かめたいのは、「具体的に、何をして、誰から、どうやってお金を受け取るの?」という部分です。「AIだから稼げる」ではなく、稼ぐ仕組みが具体的に説明されているかを見ましょう🔎
SNS広告の「危険信号」

副業の広告を見るときは、次の4つの組み合わせに注意しましょう🚥
① 現実離れした金額
「1日10分で月収50万円」など、大きな収入を簡単に得られるように見せる。
② 知識・経験がいらない
「誰でもできる」「知識ゼロでOK」など、ハードルの低さを強調する。
③ 名前も顔も分からない体験談
「この方法で人生が変わった」といった体験談を見せるのに、その人物や内容を確かめられない。
④ 「無料相談」から始まる
最初は無料でも、その後に教材やサポートなどの有料契約を勧められる。
この4つが重なっていたら、「ちょっと待って。話がうますぎない?」と立ち止まりましょう✋
実際にあった事件
2026年、SNSで「講座を受ければ副業で高収入が得られる」とうそをつき、受講料をだまし取ったとして、41人が逮捕されました🚓 2025年の1年間だけで、全国のおよそ2,300人から約6億5,000万円を集めていたとされています。(INTERNET Watch)
このグループは、フォロワーの多い本物のSNSアカウントを業者から買い取り、元の持ち主になりすまして「9カ月で550万円の収益を達成」などと成功を演出していました🎭 受講した人の収益はゼロだったと報じられています。
1人あたりにすると、約28万円の計算です。ひとりひとりの被害は大きなニュースになりにくくても、人数が集まれば、何億円という被害になります。「フォロワーが多い人が言っているから安心」とも限りません😨

遠隔操作アプリで借金させる手口も
もうひとつ、気をつけたい手口があります⚠️
国民生活センターは、副業の勧誘で遠隔操作アプリを入れさせ、消費者金融からお金を借りさせる手口について、20歳代が狙われていると注意を呼びかけています。紹介されている相談では、約2,000円の情報商材を買った20歳代の女性が、約200万円のサポートプランを勧められ、2社から50万円ずつ、合わせて100万円を借りさせられていました😱(国民生活センター)
「借りてでも払えば、すぐに取り戻せる」という話は、まず詐欺を疑いましょう。 スマホを遠隔操作するアプリを、よく知らない相手に言われて入れるのも危険です📱
よくある勧誘文句
| 場所 | よくある文句 |
|---|---|
| SNSの広告・投稿 | 「1日10分の作業で月収50万円」「主婦でも簡単にできた」 |
| 個別のメッセージ | 「まずは無料相談から」「今だけ入会金無料」 |
| 情報商材の販売ページ | 「このノウハウで人生が変わる」「返金保証付き」 |
こうした言葉を見て「自分にもできそう!」と感じるのは自然なことです。でも、「できそう」と「本当に稼げる」は別の問題。広告を見た瞬間に申し込まず、一度画面を閉じるくらいでちょうどいいかもしれません🙅
データで見る副業トラブル
国民生活センターによると、「スキマ時間に気軽に稼げる」などとうたう副業の相談は、2020年度の1,341件から、2023年度には3,694件に増えました📈 SNSがきっかけの相談の割合や、平均の契約金額も大きく上がっています。(国民生活センター)
| 項目 | 2020年度 | 2024年度 |
|---|---|---|
| SNSがきっかけの相談の割合 | 23% | 70.1% |
| 平均の契約金額 | 約28万円 | 約106万円 |
※2024年度は7月末までの数字
2024年度は、相談の7割がSNSがきっかけでした。1件あたりの金額も、この数年で約4倍になっています😨

なぜ「簡単に稼げる」に引っかかるの?
副業詐欺は、ただうそをつくだけではありません。人が「やってみようかな」と思いやすい気持ちを利用します🕸️
| 心理 | 副業詐欺での使われ方 |
|---|---|
| 成功体験を見せる | 「主婦でも月収50万円」など、成功したように見える体験談を見せる |
| 少額から始める | 最初は少額にして、後から追加の費用を求める |
| 「今だけ」「あなただけ」 | 特別扱いして、急がせる |
| 新しい技術への期待 | 「AIだから」「今が旬」と目新しさを強調する |
どれも、特別な人だけが引っかかる仕掛けではありません。「今しかないかも」「自分もできるかも」と思わせて、考える時間を短くしてしまう。だからこそ、「ちょっと気になる」くらいの段階で、一度止まることが大切です🌱
副業詐欺を見分けるチェックリスト
次のうち、ひとつでも当てはまったら要注意です👇
- ☑️ 知識も経験もないうちに、高額な教材・ツール・サポートを買うよう勧められた
- ☑️ 「無料相談」のあとに、高額な契約を勧められた
- ☑️ 「AIが自動でやってくれる」と言うだけで、何をしてどう稼ぐのか説明がない
- ☑️ SNSの体験談やビフォーアフターだけが、成功の根拠になっている
- ☑️ 報酬を受け取るために、先にお金を振り込むよう言われた
- ☑️ 「借りてでも払えばすぐ取り戻せる」と、借金を勧められた
- ☑️ よく知らない相手から、遠隔操作アプリを入れるよう言われた
- ☑️ 販売者の名前・住所・料金・解約の条件が、はっきり書かれていない
そして最後に、自分にこう聞いてみてください。「もし稼げなかったら、残ったものを見て後悔しない?」🤔
困ったときの相談先
「申し込んでしまった」「お金を払ってしまった」「契約したけれど、何かおかしい」。そんなときは、一人で抱え込まなくて大丈夫です😊
- ☎️ 消費者ホットライン 188(いやや!):お近くの消費生活センターなどにつながります
- 📞 警察相談専用電話 #9110
(国民生活センター)
「これって相談していいのかな?」くらいでも大丈夫。迷ったら、早めに相談しましょう。
まとめ

副業詐欺で覚えておきたいのは、この3つです。
- ✋ 「簡単に稼げる」は、そのまま信じない。「誰でも」「簡単に」「必ず」が並んでいたら、一度立ち止まる
- 🤖 AIという言葉だけで判断しない。「何をして、どうやって収入になるのか?」を確かめる
- 💬 お金を払う前に相談する。払った後に取り戻すのは難しい。「申し込んでから考える」ではなく、「申し込む前に考える」
「ちょっと怪しいかも」と感じたら、急ぐ必要はありません。スマホをそっと置いて、ひと呼吸。それだけでも、立派な対策です🌈
あとがき
この記事は、もともと親子で夏休みの自由研究として、詐欺について調べてまとめたものです📚
親子で一緒に調べてみると、副業詐欺は「明らかに怪しい人が、おかしなことを言ってくる」という単純な話ではないことに気づきました。
「簡単に稼げる」「今ならできる」「AIを使えばできる」。そんな、つい気になってしまう言葉から始まります。そして、最初から大きなお金を求めるのではなく、少額から始めたり、無料相談を入り口にしたりします。
検索したら、広告が次々と
SNSやネットで検索してクリックしたら、出るわ出るわ、関連した広告😳 あくまで私の体感ですが、稼ぐ系・投資系の広告は、特に素早く表示されたような気がします。
「30分でAIを使って稼ぐ術」「AIを使い全自動でOK!」「今年の爆益銘柄は〇〇」。どれも、魅力的に見えるようにしっかり作られています✨
AIは「全自動」ではなく「相談相手」

実は私も、AIを使っています🤖
使い始めるのに、お金を払って教わる必要はないと感じています。登録や導入の方法はネットで検索すれば分かりますし、使い方はAIに聞けば教えてくれます。細かいテクニックはあるかもしれませんが、ふつうに使う分には必要ありません。「AIを使った稼ぎ方」でさえ、AIに聞けば答えてくれます😄
使ってみた実感としては、AIは「お任せ・全自動」ではなく、「お手伝い・サポート・相談」の相手です。アイデアを出したり、企画を整理したり。パソコンでの操作まで手伝ってくれるAIもあります💻
自分の小さなやりたいことやアイデアを投げかけると、「こうしたらどう?」と返ってくる。「それをやるにはどうすればいい?」と聞くと、「これとこれは、こうすればできるよ」と教えてくれる。自分の小さなアイデアを大きく広げて、形にするのを手伝ってくれる存在。それが、私にとってのAIです💡
だから、わざわざお金を払って使い方を教わるよりも、自分で使ってみて、分からないことをAIやネット検索で解決していくほうが、ずっとコスパがいいと思います👍
本当に儲かる方法なら、売るだろうか

稼ぐ近道には、大きなリスクを覚悟しなければなりません。リスクとリターンは表裏一体です⚖️ しかし、「簡単に稼げる」系の商材には、それに見合ったリターンがない気がします。むしろマイナスで終わってしまう。そんな割に合わない結果が待っている可能性が大きいと思います。(リスクとリターンの関係は、「リスクとリターンの基本」でも書いています)
この手の詐欺は、リスクを取った代わりに、どんなリターンがあるのかが読めないことが多いのです🌫️ なぜ、SNSを使った短い時間の作業で「爆益」を出せるのか。単純な作業のくり返しで、短い期間に数十万円や数百万円もの利益を生み出せるのか。どうやって利益を生み出すのか、その仕組みの説明がつかないのです。仕組みが見えないものには、手を出すべきではないと私は思っています🙅
いつも思うのですが、本当に儲かる方法やテクニックがあるなら、売り物にするでしょうか🤔 一人でコツコツ続けたほうが、ライバルも現れず、長く稼げて、もうけも独り占めできるはずです。
「簡単に稼げる」「AIで全自動」という言葉を見かけたら、「本当に儲かるなら、なぜ売っているんだろう?」と一度立ち止まる。親子で調べたこの自由研究を通して、私自身も、そんな「すぐ決めない習慣」の大切さを学びました🌱

